すいもんのひとり言

不器用で生きにくいOLが一生懸命生きてる記録です

【語る】つよぽんにハーバリウムとか買ってあげたい

こんにちは、キャラメルマキマート派、すいもんです。

 

この間、久しぶりに映画を観に行ってきました。

観たのは『ミッドナイトスワン』。

わざわざ久しぶりに観た映画がミッドナイトスワン。

コロナで欝々とした自粛期間を耐え忍んだ後に、満を辞して選んだ映画がミッドナイトスワン。

 

なんのことだか、ピンとこない方のために簡潔にあらすじを紹介すると

トランスジェンダーの為、男性の体に女性の心を持つ凪沙(なぎさ)は、故郷を離れ東京で水商売をしながら生活していた。そんな凪沙の元に、ネグレクトを受けている親戚の少女、一果(いちか)が身を寄せることになる。

最初は問題を起こす一果を煙たがっていた凪沙だが、次第に母性が芽生えてくるというお話。

 

女性の身体に生まれることが出来なかっただけなのに、差別・偏見に合い何をするにも辛酸舐めさせられている凪沙。

絶望の中でも精一杯、気高く品良く生きようとする彼女が嗚咽する姿を見るのは、胸が締め付けられ本当に辛かった。

そんな凪沙の役を草彅くんが演じています。

 

そして、貧困故にネグレクトに合い、意思疎通もままならなかった一果。

在りし日の千原ジュニア並みにギザギザだった彼女が、やがて自由になれる場所、バレエと出会い羽ばたいていく。

そのまさに白鳥になっていく少女を、新人だという服部樹咲ちゃんが演じます。

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で、どうだったかと言うと

控え目に言っても素晴らし過ぎる。

 

普通に言うなら、吐くほど揺さぶられた。

 

自粛期間が長く、人に会うこともプライベートで密になることもガクッと減った私のやわやわハートがジャックナイフで滅多刺しよ。

 

ほんとに、上映後、しばらく立てなかったもんね。

役者陣のダンプかっつー重量級の体当たり演技と、拡声器並みに強すぎるメッセージに当てられてさ。

 

ひぇー

観て良かった〜

 

 

でも辛い。

めちゃんこ辛かった。

 

特に、凪沙が一果の為に落ちて行こうとしたシーンや、凪沙のお母ちゃんの悲鳴、諦めた凪沙、すがりついて涙する一果…

後半だけでもこんなに。いや、もっともっと。

 

恋人の好きなところ百個あげるのは厳しいけど、ミッドナイトスワンの辛いところ百個は全然余裕、くらい辛いシーン多い。

 

これから観る人は心してかかれよい。

でも絶対観た方が良い。

 

観てる側でこの状態ってどうよ?!

その世界にドップリはまってる役者さん達が心配だわ。

 

服部樹咲ちゃん、演技経験無いって…

コレか!この気持ちか!生まれていきなり立ちあがって「天上天下唯我独尊」って言い放った赤ん坊のブッダを目撃した人の気持ちは!

つまり天才ってことね。

 

つよぽんはただでさえ痩せてるのに、もう骨と皮。役に肉、もってかれてる。

骨と皮にトレンチコート羽織って世間の暴風雨に立ち向かうんですもん、やめてあげて(T-T)

ちゃんと撮影後におうち帰ってリラックス出来てるのか本気で心配した。

すごいっす

思い出しゲロ

 

そんなミッドナイトスワンを観ている人が、周りにほぼ居なくて、吐き出し残った激情の破片が散らばる今日のブログでした。

チャオ

 

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